小林聖心
女子学院
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StageⅠ英語発表会
今日は午前中にStageⅠの英語発表会がありました。
密を避け、1,2年生と3,4年生の部に分けてデュシェーンホールで行いました。
それぞれの学年で覚えた英語の歌やチャントを披露しました。
代表の児童の司会や挨拶も、とても上手でした。
丘の学び舎 その160
厳しい寒さが続いています。ロザリオヒルの梅の蕾が、ようやく開き始めました。学校は、学年末に向かって締めくくりの時期を迎えています。
今年度も、オンラインを利用した国際交流が様々な形で行われています。その中の一つに、フィリピンのSTC(聖テレサ学院)との交流があります。毎年、フィリピン体験学習で訪れて交流している、由緒あるカトリックの女子校です。小林聖心とは40年近い交流を通して、友情を育んできています。ここ2年間、フィリピン体験学習が実施できなくなりましたので、その代わりにオンラインによる交流が行われています。昨年度は7年生、今年度は8年生と6年生が交流会を行いました。
小学校では例年、短期留学生として小林聖心を訪れる、オーストラリアやアメリカの姉妹校の高校生と交流しますが、今はそれも叶いません。そこで、今年は「Global Day」という企画で、オンラインによる交流をSTCと行うことになりました。STCの子供たちのリードのお陰でスムーズに対話が流れていきました。対面で話すとドキドキするようなこともありますが、スクリーンを見ながら話す方が、話しやすいのでしょうか。6年生が、堂々と英語でコミュニケーションができていることに、感心させられました。
8年生は昨年に引き続き、2回目の交流となります。もうすっかり慣れている様子で、互いの文化について、また、学校の話や環境問題の取り組みなど、多様なテーマで意見交換をしていました。STCの生徒が、「小林の生徒に本当に会いたい」という感想を述べていたことをSTCの先生から伺いました。
フィリピン体験学習が再開して、STCへの訪問が叶う日が早く来ますように。そして、いつか、STCの友達を、小林聖心に迎えることができますように。コロナ禍にあっても、子供たちの世界は、どんどん広がっています。
「多文化共生を考える」まとめの章
10年生(高1)の「総合的な探究の時間」では、1年間のまとめに入っています。この1年、「難民」、「社会福祉」、「介助犬」、「児童養護」の分野について、さまざまな方からお話を伺ってきました。そして、伺ったお話をヒントに、そして自分たちでも調べ、各分野が抱える今の課題とその解決策についてのプレゼンテーションを作りました。今週は、各グループがプレゼンテーションを行い、一番よかったグループを選びました。
4年生読書会
午前中、明るい3階のワークスペースを使って4年生の読書会が行われました。
今年の課題図書は『明日をつくる十歳のきみへ ~一〇三歳のわたしから~』(日野原重明)でした。
十歳という自分らしさを確立し始めるときにいる4年生が、この本を通して命の大切さや自分の時間をどう使うか考えるきっかけとなりました。
新しい命の芽吹き
ロザリオヒル教育施設の敷地は自然にあふれていますが、寒さの厳しいこの季節は木々の緑色などもなく、寂しい感じがします。その中にあって、新しい命の芽吹きがだんだんと見られるようになってきました。
1981年から1984年まで本校の校長を務めたシスター井上千壽代が、ロザリオヒルのマリア様の像の前に植えた「何か」が芽吹いてきました。春の訪れはそう遠くないのかもしれません。
じしゃくのふしぎ
3年生の理科です。
教材の磁石セットを使って、勉強しました。
「磁石についたクリップにもクリップがいっぱいくっつきます」
「机に置いた磁石に別の磁石を近づけると、机の磁石がくるくるまわります」
いろんなことを試してみると、いろんな発見がありました。
Sacred Heart Youth Peace Messengers
今年、兵庫県の高校生平和大使として活躍した12年生(高3)の生徒が、姉妹校である不二聖心と札幌聖心の平和大使と共同して企画したプログラム「Sacred Heart Youth Peace Messengers -札幌、不二、小林で考える平和な世界に向けてのアクション-」がオンラインで行われました。それぞれの平和大使としての活動報告、各道県の戦争の歴史についての説明後、小グループに分かれて、オリジナル平和宣言を一人ひとりが作成し、分かち合う時間を持ちました。
一人ひとりの命と尊厳が守られる平和な世界の実現に向けて、それぞれが身近に実践できることを見つけるきっかけとなった貴重なひと時でした。
StageⅡダンス発表会
5年生から8年生の体育でダンス発表会がありました。
課題曲に振付を考えて、グループごとに披露します。
密を避けて、クラスごとに2つの学年が互いのダンスを見合いました。
冬の寒い体育館が、児童生徒の熱気で包まれました。
丘の学び舎 その159
先週土曜日、無事に高等学校卒業式が終わりました。コロナ禍ということもあり、歌も歌えない卒業式でしたが、ご家族の方々に見守られながら、94名の卒業生が巣立っていきました。高等学校の2年間が、コロナ禍にあった生徒たちです。しかし、そのマイナスとも思える経験をチャンスに変えて、創造的な活躍をしながら下級生を導き、成長していった生徒たちです。
卒業式前の最後の登校日となった木曜日の朝、職員室に入っていくと、一人ひとりの先生の机の上に、手製のマグネット付きヒヨコが置いてあります。卒業生からのプレゼントを担任の先生方が配ってくださったようです。学年カラーが黄色ということもあり、感謝の心をヒヨコに託したのでしょう。
実は、この生徒たちの中学校入学式は、ちょうどイースターの直後でしたので、イースターエッグの話をし、「自分の殻を破って大きく成長してください。」と話しました。そのことを卒業式で話そうと準備していたところ、このヒヨコが贈られてきましたので、とても嬉しくなりました。
外からは見えないですが、不思議な力が一杯詰まっている卵の中で、命は少しずつ変化し、ある時、殻を破って、全く新しい姿の雛が出てきます。中学・高校という多感な時期、きっと生徒たちは、何度も何度も、殻を破りながら、今の姿になってきたことでしょう。今年も、一人ひとりに卒業証書を手渡しながら、命の変容のすばらしさを目の当たりにする思いを味わっていました。
卒業式後行われる聖堂での祈りが終わると、「一致の歌」に見送られて退堂します。「♪みこころの子らよ いつならん 愛の絆に結ばれて~」 それぞれの道へと旅立っていく生徒たちが、「みこころの学び舎」で受けた神様の愛を、多くの人と分かち合うことができますように。神様の豊かな祝福を心から祈って、見送りました。