小林聖心女子学院ブログ 小林聖心
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丘の学び舎 その185

2022年9月20日 校長室より

台風一過。秋らしい青空が広がっています。三連休が終わり、いよいよ前期締めくくりの時期です。
日本のカトリック教会は、9月1日からアシジの聖フランシスコの祝日である10月4日までを「すべてのいのちを守るための月間」とし、共に暮らす家のために祈り、また守るよう呼びかけています。今年のテーマは、詩編19編からインスピレーションを得た、「被造物の声に耳を傾ける」です。

天は神の栄光を物語り 大空は御手の業を示す。
昼は昼に語り伝え 夜は夜に知識を送る。
話すことも、語ることもなく 声は聞こえなくても
その響きは全地に その言葉は世界の果てに向かう。

私たちは、日頃、声にならない声にどれ程気づいているでしょうか。聴こえなくても、耳を澄ませば響いている声、伝わってくる声があるはずです。神様が創られたすべてのいのちの声。「話すことも、語ることもなく、声は聴こえなくても」、全地に響き渡る声。
「これまでに経験したことのないような大雨」という表現を、最近、天気予報でよく耳にするようになりました。今回の台風に関する報道でも、幾度となく使われていました。気象データを取り始めてから一度も「経験したことのない」ような状況に陥る前に、人間が聴いておくべきであったいのちの声があったのではないでしょうか。自然、動物、人間、そして、それらが共に生きる地球全体。台風が過ぎた後の大空を見上げていると、神様の御手の業を見ている思いがしました。

宇宙万物の造り主である神よ、あなたはお造りになったすべてのものを
ご自分の優しさで包んでくださいます。
わたしたちが傷つけてしまった地球と、この世界で見捨てられ、忘れ去られた
人々の叫びに気づくことができるよう、一人ひとりの心を照らしてください。
           「すべてのいのちを守るためのキリスト者の祈り」より

5年ソフィータイム(総合的な学習)

2022年9月20日 小学校

5年生は10月に広島・宮島・周防大島にField Tripに行きます。夏休み前から” Family history”として小林聖心女子学院の戦時中、戦後の様子について調べています。7月はシスター景山にお話をうかがい、戦時中、本校のシスター方が自分の国に帰国するのではなく、日本に留まり、長崎での抑留生活を余儀なくされても、日本の女子教育に心血を注いでくださったことを知りました。

また、9月は本校卒業生の大和さんが戦時中、戦後の小林聖心女子学院や寄宿生活の様子についてお話ししてくださいました。どんなに大変な時もシスター方が家族のように接してくださり、厳しくも愛情をたくさん注いでくださったことを今も感謝されている姿に5年生の子供たちも心を動かされていました。シスター、先輩方の熱い思い守られてきた学校を私たちも大切にしていきます。

前期期末考査が始まりました

2022年9月16日 中学校高等学校

今週の水曜日から9~12年生(中3〜高3)、そして今日から7・8年生(中1・2)の前期期末考査が始まりました。夏休みが明けて半月あまりですが、6月以来学習してきたまとめとしてのテストが行われています。テストが終わると、学校は体育祭に向けての準備が本格化します。今回は、考査間の休み時間の様子をお伝えします。

 

 

 

 

6年ソフィータイム(総合的な学習)

2022年9月15日 小学校

 6年生のSophie Time(総合的な学習の時間)では、SDGsの10番目の目標「人や国の不平等をなくすためにできること」をテーマに学習を進めています。毎週金曜日のおにぎり募金(お弁当をおにぎりだけにして、おかず代を募金する活動)がどのように活用されているかを知るため、9月5日は一般財団法人 日本国際協力センター(JICE)で政府(外務省)が推進する国際交流事業に携わっておられる小張彩子さんのお話をオンラインでうかがいました。小張さんは本校の卒業生でいらっしゃって、長くフィリピンで現地のために活動され、本校の体験学習にも助力くださった方です。現地でとらえたフィリピンの子供たちの様子を6年生はメモをとりながら聞いていました。

9月8日はフィリピンの貧困家庭をサポートする「みこころの家」などを運営しているSMSF(聖マグダレナソフィア基金)のシスターベスがコロナ禍のフィリピンの様子や貧しくもたくましく生きるフィリピンの子供たちの姿を語ってくださいました。シスターベスが英語で話される内容を帰国子女など英語が得意な6年児童が同時通訳し、6年生の友達に伝える機会にもなりました。子供たちの国際的な視野が広がってきています。

この後、学んだことを全校児童に伝え、10月にはフィリピンの募金活動につなげます。

 

合唱祭の練習

2022年9月13日 小学校

来週に合唱祭を控え、練習に取り組む子供たちの姿も真剣です。1年生~6年生の発達段階に沿った歌声が中高の講堂に響いています。1年生はリズムに乗って元気よく、歌詞に合わせて動作もつけます。4年生以上は指揮や伴奏をする友達と心を一つに学年のハーモニーをつくります。小学校生活最後の合唱祭になる6年生の歌声には聴く者の心を揺さぶる迫力もあります。12年間共に過ごす仲間と合唱を通して響き合う楽しさを味わっていきます。

丘の学び舎 その184

2022年9月12日 校長室より

先週の土曜日は中秋の名月、しかも満月と重なりました。ロザリオヒルでは、幻想的な世界を味わうことができました。昼間はまだまだ暑いものの、夕方になると、うっとりと月を眺めるのにふさわしい季節となってきました。
先週、小林聖心の校内では、あちらこちらで歌声が響いていました。コロナであまり聞こえなくなっていた子どもたちの歌声が、今年はかなり戻っています。
12年生は、黙想会の締めくくりのごミサで、久しぶりに聖歌を歌いました。高校入学以来、すっかり遠ざかっていた聖歌ですので、卒業を半年後に控えた12年生は、聖堂で聖歌を歌うことができて、さぞ満足だったことでしょう。
クリスマス・ウィッシングの準備も始まっています。メサイアの曲目が聴こえてくると、「小林聖心が戻ってきた」という感じがします。まだ暑い時期から、クリスマスの歌の練習が始まります。それ程、クリスマスのお祝いを大事にしています。
中高の講堂では、小学生が来週の合唱祭に向けて、練習を重ねています。中高の校舎に小学生の歌声が響くのは、何とも微笑ましいことです。12年間の学校ならではといえます。中高の先生方は、講堂の前を通ると、しばし足を止め、全身で歌うかわいい子どもたちの姿に、目を細めています。講堂の隣の職員室では、先生方が仕事の傍ら、思わず聞き入っています。小学校も中高もなく、みんな小林聖心の子どもです。日に日に上手になる合唱の練習を見守っています。
小林聖心は二期制ですので、9月が前期の終わりです。中高では、いよいよ今週、期末試験が始まります。10月からは、体育祭をはじめ、様々な行事が待っています。実りの秋を迎えたいものです。

ある日の11・12年生

2022年9月9日 高等学校

9月8日の午後、11・12年生の教室の様子を少しお伝えします。

11年生(高2)

11年生は、7限のホームルームの時間を使って、来年の3月に実施される修学旅行についての話を聞きました。本校の修学旅行は、長い間、九州方面に行っていますが、その目的と見てほしい・感じてほしいところについて、学年主任の先生からお話を聞きました。

 

 

12年生(高3)

12年生は、7限のホームルームの時間を使って、読書会を行いました。課題図書リストの中から夏休み中に読んだ本をめぐり、互いに分かち合う時間を持ちました。終礼の時間には、10月の体育祭で掲げる横断幕に記す言葉を決めていました。12年生は最後の体育祭になりますので、そこにかけるさまざまな思いを文字にのせて表現できるよう、活発な意見交換が行われていました。どの文字が選ばれたのかは、当日のお楽しみです。

 

 

 

小学校前庭のコスモス

2022年9月7日 小学校

小学校の前庭に今年第一号のコスモスが咲きました。台風にも負けずに、可憐にもたくましく咲いています。下校時に4年生が台風を乗り切ったコスモスに気づいてくれていました。

大学学び体験

2022年9月7日 高等学校

11年生(高2)は、9月5日の午後、大阪大(産業科学研究所 関谷毅先生)・神戸大(経営学部 山﨑尚志先生)・同志社大(生命医科学部 秋山いわき先生)・関西学院大(法学部 平山幹子先生)・関西大(総合情報学部 松下光範先生)・神戸女学院大(人間科学部 高橋大輔先生)の6大学の先生にお越しいただき、ミニ講義を聴かせていただきました。普段、大学では90分の講義ですが、高校生用に50分にうまく圧縮してくださり、1コマ50分の講義を2つ選択し、自分の関心を深めて進路選択の確信を深めたり、新しい選択肢を見つけるきっかけとなる内容豊かな講義を聴きました。

 

 

 

 

 

 

 

 

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